「ファッション」という言葉は文字通り「つくること」を意味し、協調性、社会的地位、反抗、奇抜さ、憧れ、富、魅惑を表現します。また装うという欲求があらゆる歴史、文化、地理的境界を超え、その形や内容に違いはあるものの、アイデンティティーの表現としての身を飾るということに変わりはありません。
「シンクロニシティ」という用語はスイスの心理学者カール・ユングが1920年代につくり出したもので、意味のある偶然の一致、またはいくつかのアイディア間の関係であるとしています。いつの時代においてもファッションは、デザイナーたちの間に無意識のうちに存在するある直観というものに基づいたもので、それは往々にしてファッション傾向の基盤にもなっています。