イザベル・セイズが選んだ一連のデザインは、大英博物館の絵画をヒントにして創られたものです。大胆で際立つファブリックのために選ばれたのは、エレガントでロマンティックに咲き誇る花、時空を肥えた抽象的な花、野生的な印象派の絵画などの柄でした。
初期ルネッサンスにアレッソ・バルドヴィネッティ(Alesso Baldovinetti)が「女性の肖像画」(1465)に登場する女性のドレスのシンプルな美しさを表現するために、ガッシュ、加工紙やマスキング液を駆使しています。
2011年春夏に好評だった「ヴィヴィアナ」の様式を取り入れて手描きされた柄で、無数に咲くチューリップを描いたオランダ絵画を表現しています。とくにヤコブ・ファン・ワルスカペルの「ガラスの花瓶の花」(1670)からインスピレーションを得ています。
※画像は準備中です。
モネの「睡蓮」(1914-17)をヒントに、ジヴェルニーの庭園近くの睡蓮を描写したものです。水彩柄で、輪になった睡蓮の総柄で、質感が出ています。
オディロン・ルドンの「花の中のオフィーリア」(1905-08)をヒントに、豪華に咲き誇る夏の花々を手描きした柄です。ただ、ルドンの作品の中で描かれている花はどれも種類が見分けのつかないものばかりで、ワスカペルの「ガラスの花瓶の花」をもとに、花飾りをした「オフィーリア」の頭部を描写しているとされています。
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