ボタニカル・ガーデン　BOTANICAL GARDEN　―2013年春夏柄

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ボタニカル・ガーデン　BOTANICAL GARDEN　―2013年春夏柄

ボタニカル・ガーデン　BOTANICAL GARDEN

この植物をモチーフにしたミニ・コレクションに含まれるものは、すべてがデジタルプリントされたもので、メアリー・フェッデン(Mary Fedden), ユーゴ・グレンヴィル(Hugo Grenville)レイチェル・ペダー・スミス(Rachel Pedder-Smith)といった著名なアーティストたちによる特色のあるデザインと、リバティ・スタジオやフリーのデザイナーたちの手による柄が違和感なく共存しています。

※左から順に

イルマ(IRMA)

リバティのアーカイブに収められていた1920年代の柄をヒントにして生まれた風になびくような小花柄。

ユーゴ・グレンヴィル(HUGO GRENVILLE)

※画像は準備中です。

植物画家として確固たる地位を確立しているユーゴ・グレンヴィルの展覧会は、最近では2011年11月にパーム・ビーチで開催されました。ユーゴは作品をロンドンと米国の両方の展覧会に出品しています。また定期的に訪れるトレスコ島から作品のインスピレーションを得ると同時に、トレスコ島では彼の作品が多く飾られています。

アビー・プール(ABBEY POOL)

※画像は準備中です。

英国が誇る20世紀の芸術家の一人で現在95歳の王立美術院会員のメアリー・フェッデンOBEは、これまでにも委託を受けて様々な作品を創り、また展覧会を開催してきました。メアリーは初の女性としてロイヤル・カレッジ・オブ・アートで絵画を教え、その時の学生の一人がデーヴィッド・ホックニーでした。生涯にわたりメアリーが専念して描いてきた静物画では、近くに描かれたものだけでなく、その背後にある風景までをも大切にしています。彼女の油絵は2万ポンド以上の値がつきます。

トレスコ (TRESCO)

デビー・スミスの名前は糸を使って彼女が描く絵とまさに同義語になっています。正確に打たれたまち針に向かって糸を伸ばし網状に絡めながら絵を描いていきます。彼女の作品ではテキスタイルと線画と美術の境目がおぼろになります。今回彼女には、美しい糸の刺繍でロンドンの交通機関に花の装飾を施したようなデザインを委託しました。それは、今では使われなくなり、安住の地に収まった乗り物を自然の草花が飾り立てるように生えていくような光景です。

サイード (SAEED)

※画像は準備中です。

マイケル・アンゴーヴが写真のようにリアルに手書きしたパンジーとセントラル・セント・マーティンズの学生が描いた抽象的なスミレを折喪主義的に混ぜ合わせて、花の質感を出しています。

ポインティリズム(POINTILLISM)

トレスコ島の野生の花畑を、油絵の具を厚く塗り重ねることでマルチ・カラーの雰囲気を出し、抽象画的にまとめた柄です。

フローラル・イヴ(FLORAL EVE)

レイチェル・ペダー・スミスが完成まで766日を費やした長さ5メートルを超える大きな「植物標本画集」の中からとった柄です。現代のDNAをもとにした分類システムに沿った順番で顕花植物を科名ごとに一つの標本に描いていくというこの作業は、まさに芸術と科学の融合です。デザインに選んだのは最も花の各要素が表れたものでした。